ちょっとのんびり・おくつろぎの絵
絵とネコと音楽な生活。
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のは、すずめの子の手紙を、いつものゆうびんバックにつめこんだ。
そして、太陽の光が輝く空へと飛び立った。
そう、すずめの子の手紙を、天国に届けるために。

ぴのは、ちょっとだけ天国について知っていた。
それは、空の上にあるっていうこと。 そして、誰も行ったことがないっていうこと。


ぴのは、ぴのが知ってる中でも一番高い山へと飛んで行った。
だってその山は、雲の上まであるんだから。
きっとてっぺんまで行ったら、天国まで行けるんだと思って。

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ぴのはぐんぐん上へと飛んで行った。
ぴののゆうびんバックは、ぴったりとぴのに寄り添っていた。

そのうち、だんだんとあたりが白くなってきた。
なんで白いんだろう・・・と思いながら、ぴのは飛んでいた。
するとそのうち、白いモヤモヤはなくなった。


 
国への手紙・・・ぴのは考えた。
お母さんが納得しないわけだ。 だって、天国なんて・・・。

なんで、「届けられるとも。」なんて言っちゃったんだろう・・・。
ぴのは悩んだ。

でも、その答えは、意外とすぐに出てきた。
それは、ぴのも天国の存在を、ちょっぴり信じていたからだ。

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「おばあちゃんは、天国に行ったのよ。」
ぴのがまだ小さなとき、お母さんにそう言われた。

ぴのは、天国はどこなのって、ずっとお母さんに聞いていたけれど、
その答えは、すずめの子のお母さんと同じだった。

「ずっと遠いところよ。」



ぴのはもう大人になって、天国がどれだけ遠いところにあるのかを知っていた。
そして、それが、手紙を届けられないぐらい遠いところだっていうのも、知っていた。

それでもぴのは、「届けられるよ。」と言った。
すずめの子の気持ちがよくわかったし、なにより、「届けられない。」なんて、絶対に言えなかった。

それに、ちょっとだけ思った。
「ぼくも天国を見てみたい。」って。

ぴのは、すずめの子の気持ちを信じたかった。
天国はあるのかもしれない。
そんな気持ちが、ぴのの気持ちをよぎった。


 
のは、言葉が出なかった。
ぼくの心がすずめの子に見えていませんように、と、心から願った。

「ねぇ、ゆうびんバードさんなら、きっと届けられるでしょう?
 青い鳥さんにも手紙を届けたことがあるって、ぼく聞いたことがあるよ。」

ぴのは、迷った。けれど、口からはもう言葉が出ていた。
「もちろん、届けられるとも。」
すずめの子はにっこりと微笑むと、手紙をぴのに渡し、うっすらと明るくなってきた空を帰って行った。




ぴのは、立ったままだった。すずめの子から渡された手紙を持ったまま。

「届けられるわけないじゃないか・・・。」

ぴのは、ぽつりとつぶやいた。
外には、もう太陽の光が輝いていた。
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いつも読みに来てくださって、ありがと~う!!!
コメント残してってくれるみなさん! すっごく励みになってます。
ありがとう、ありがとう。 ほんとに、ありがとう。

コメントは残さないけど、毎日続きが気になって、のぞいてくれてる皆さん、
読み逃げは、ワタシもよくやってますので、お気になさらず(^m^)

で。
あしたは日曜日なので、upはお休みします。
(日曜日じゃなくても、お休みするときがあるかもだけど、
 そのときはすんません)



今までの ぴの のお話。
「ゆうびんバード ぴの」
http://www.d5.dion.ne.jp/~kamokamo/ehon/e-pinoFolder/book-pino.html

「ゆうびんバード トマト色のおもいで」
http://www.d5.dion.ne.jp/~kamokamo/ehon/e-pino2/pino2.html

「ゆうびんバードと青い鳥」
http://www.d5.dion.ne.jp/~kamokamo/ehon/e-pino3/pino3.html
 
「きみのお父さん? お仕事でどこか遠くに行ってるの?」

だったら、なぜお母さんに秘密にする必要があるんだ?と、ぴのは心の中で思った。
すずめの子は、目をそらしたままだった。

「ぼくのお父さんは、『天国』っていうところに行ったんだってお母さんは言うんだ。
 でも、それはとっても遠いところで、遊びに行くことも出来ないし、手紙を送ることもできないんだって。
 ぼくは、ゆうびんバードさんにお願いしたら、きっと手紙を届けてくれるよって、何度もお母さんに言ったんだけど、お母さんは、そうだねって、言ってくれなかった。」

すずめの子は、いつのまにかぴのの目をまっすぐに見ていた。
ぴのは、自分の心の中まで見えているんじゃないかと、ドキドキした。

「だから、一人で来たんだよ! ねぇ、お願い。
 この手紙を、天国っていうところにいる、お父さんに届けて!」
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「朝になったら、みんなの家に手紙を集めに行くのに、それまで待てなかったの?」

ぴのは、いきなり起こされたせいで、ちょっとムスっとしていた。
それでも、すずめの子はなにも言わなかった。
ただ、ぴのの方を見つめて、手紙をにぎりしめていた。
ぴのも、じっとすずめの子を見つめた。
どのくらいたっただろう、すずめの子が口を開いた。
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「今じゃないとダメだったの。お母さんが寝てる、今じゃないと・・・。」
ぴのは、不思議に思った。
「どうして、きみのお母さんが寝ているときじゃないといけないの?」
すずめの子は、目をそらした。そして、言った。
「ぼくは、ぼくのお父さんに手紙を届けて欲しいんだ。」
ぴのはますます不思議になってしまった。

 

みんと

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