ちょっとのんびり・おくつろぎの絵
絵とネコと音楽な生活。
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今日からまたまた、以前描いたお話しを、毎日少しずつ載せていきますね。
今回は民話じゃなくて、昔の農家の生活を紹介したものです。
では、ど~ぞ~♪

*6/13 続きはコチラから~
*6/12 続きはコチラから~
*6/11 続きはコチラから~
*6/10 続きはコチラから~
*6/8 続きはコチラから~
*6/7 続きはコチラから~


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ケン太は小学校3年生、ヨッチンは1年生の兄弟です。

ケン太の家族は、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんと牛が二頭です。

牛も家族と同じに大事にされています。

ケン太の家は農家で、冬の間をのぞいて一年中忙しく朝から夕方遅くまで働いています。

朝は、日の出前には、お父さんとお母さんは、畑にでかけます。

おじいさんとおばあさんは家の留守番をします。
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****6/7 つづき↓ ****

おばあさんは、ケン太とヨッチンを起こし、朝ごはんを食べさせて学校に行かせます。

おばあさん  「ケン太、ヨッチン、忘れ物はねえか、よくたしかめてな。」

ふたり  「だいじょうぶだ、行ってきます。」
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おばあさんは食事の後片付けやら洗濯、
おじいさんは家のまわりの草とりやら、忙しく働いています。
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****6/8 つづき↓ ****

どの家の子どもたちも、学校から帰ってくると、家の手伝いをします。
ケン太も誕生日に、お父さんから草刈鎌を買ってもらって、毎日、牛に食べさせる草を刈ります。

ケン太 「おらの鎌だ!」

ケン太は、ちょっぴり大人になった気分です。
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ケン太の家の畑は、今の相模が丘あたりの芝原にありました。

牛に引かせた車に乗ったお父さんとお母さんは、朝が早いので、牛車にゆられながら、うとうとしていますが、牛は畑を知っていて、もくもくと畑に向かって歩いて行きます。

畑につくと、車から牛を離してやり、近くの木に綱を長くして牛が自由に動けるようにつなぎます。牛はのんびりと草を食べたり、ねそべったりして夕方まですごすのです。

二人が畑仕事に精を出しているうちに、お日さまが頭の上にくると、ちょうどお昼時です。持って来たお弁当をひろげ、食べ終わると木かげでひと休み、横になって昼寝をしたりします。
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****6/10 つづき↓ ****

さて、学校ではケン太は算数の時間です。
先生の姿が見えないと、教室はおしゃべりでにぎやかです。

先生が教室に入って来ました。
急に教室の中がシーンとなって、みんなサッと自分の席にもどりました。
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先生 「みんな席についたね。それでは、問題を出します。

    親せきの人が、牛を二頭連れてきました。近所の人が三頭連れてきました。

    牛は全部で何頭ですか?」
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****6/11 つづき↓ ****


ケン太が手をあげて、いきおいよく立ち上がりました。

ケン太 「はい、七頭です。」

友達 「えっ、七頭?」

指を折って数えてる友だちもいます。
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先生 「ケン太、よく考えなさい。もう一度言うよ。
    親せきの人が二頭、近所の人が三頭連れてきたんだよ。合わせて何頭になるんだ?
    七頭じゃあないだろう。よく考えてごらん。」

ケン太 「二頭と三頭で五頭だけど、おらんちに牛が二頭いるから七頭になるよ。」

友達1 「ケン太、自分の家の牛も足したのか。おもしれえなあ。」

友達2 「本当だよな。」

友達3 「ケン太はいつも変なことを言うよね。」

先生 「はい。静かに。ここではケン太ん家の牛は加えないよ。答えはみんな分かったね。
    それではつぎの問題です。」
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先生がもう一つ問題を出しました。

先生 「牛が1.5キロメートル走るのに十五分かかります。
    3キロメートル走るには何分かかるでしょう。」

ケン太 「その牛、だれが走らせるんですか。
     お父さんが追うと早いし、おらが追うとおそいよ。」

友達2 「おらん家もそうだよな。」

友達1 「おらが追うと早いよ。」

先生 「ケン太、今は算数の時間なんだから、数字だけで考えなさい。
    余計なことを考えなくていい。」

ケン太 「はあい。」
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****6/12 つづき↓ ****



夕方になると、お父さんとお母さんは、畑仕事の道具を片付け、朝、ここにきた時と同じように牛に車を引かせて帰ります。

日暮れが早い秋になると、家に着くころには、もう暗くなっていることもあります。
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家に着くと、牛の身体をふいてやり、牛小屋に入れて、まぐさや水をやって休ませます。

なにしろ家中のものが皆で食べるものをつくっているのだから、祭日も休日もありません。

でも畑仕事をやっていると、いろいろなものが育つので楽しいものです。
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****6/13 つづき↓ ****


ある日の夕方、村長さんが、家にやって来ました。

村長 「おう、父ちゃんいるかい。」

ヨッチン 「いるよ。牛小屋にいるよ。牛に餌をやっていると思うよ。」

村長 「そうかい。そんなら、牛小屋に行ってみらあ!」

ヨッチン 「餌をやっているのが、父ちゃんだよ。餌を食べているのが牛だよ。
      よく似ているから間違わないようにね。
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村長さんは首をかしげ、ひとり言をいいながら牛小屋の方へ歩いて行きました。
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参考文献
●座間むかしばなし(座間教育委員会編)
●座間ばあちゃんの遠めがね(古市静子 著)杉並けやき出版

神奈川 県央の民話・昔ばなし 朗読劇集 ワンハートボイス脚色編

このイラストは、ワンハートボイスさんのご依頼で描いたものです。



「ケン太とヨッチンと牛」、いかがでした?
こりは昭和の初期を想定して描きました。
今ほど便利じゃないけど、今にはない何かがあった時代、ですかね~。
長いあいだおつきあいして読んでくださって、ありがと~う♪
 

Comment

 

昭和初期

母世代の話なんだけど、懐かしさもある話(笑
ご近所に材木運びの馬がいて馬車を引いてたのよ@@
で、仕事帰りにお酒を飲んで寝込んでしまったご主人様を乗せて
自宅までパカパカ帰って来てたの^m^可愛いよね。
私が高校の時くらいまでいたのよ@@ 
いつの時代じゃって話よね~(爆
道にお土産●がよく落ちてたの>< 凄い量なのよ(笑
でも誰も文句言わなかったな~

絵の中に当時ののどかな雰囲気が漂ってて
とってもいい感じだね~
色あいもいいな~
田舎育ちだから昭和初期のお話やイラストに
違和感感じない(爆

NAME:猫吉之進 | 2012.06.13(水) 15:14 | URL | [Edit]

 

こんばんわー^^
とても楽しくみさせてもらいました。
みんとさんの書く動物の目が好きなのーw
特に馬とか牛とかね♪
なんかじろりっとにらんでる感じ?
かわいいよねー☆
個人的には先生の髪型と丸めがねが
昔だなぁって思ったかな?
ほら。「となりの○トロ」のお父さんのイメージ♪
素朴でとっても好きです☆

NAME:リブママ | 2012.06.13(水) 20:46 | URL | [Edit]

 

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NAME: | 2012.06.14(木) 00:03 | | [Edit]

 

みんとしゃん、おはよーぐると♪
あ~ほっこり^^
人も牛も風景も全てがいいね~☆
くすっと笑える昭和のお話^^
ホント和むね~^^
特にケン太のごはん食べてるお顔が
たまらなく好きっ♪
最初の扉は
ケン太とヨッチンとお父さんってことだったのか!笑

NAME:ママちゃん | 2012.06.14(木) 06:08 | URL | [Edit]

 

あははははっ

 おひさしぶりでーす♪
 このお話好きですwww。
 懐かしいってのもあるけど、
 なんだかうちの甥っ子を見てるようで・・・。
 頓珍漢さ加減がまさに!! 

NAME:おいちゃん | 2012.06.14(木) 08:55 | URL | [Edit]

 

◆ 進さん

うぷぷ^m^
こっそりコメント欄開けたの、気付かれちゃったww

この時代は、ワタシにとってもそんなに遠い時代じゃないよ。
なんせあーた、子供のころ肥え汲みのおっさんが桶かついで歩いてたのをあたしゃ知ってるからね。えっへん!
進さんがメシ食いながらこのコメント読んでることを祈る!(爆)

NAME:みんと | 2012.06.14(木) 13:20 | URL | [Edit]

 

◆ リブママさん

ありがとー^^
目、ジト目のことねww
リブちゃんもときどきやってるよね。ぎゃはは!
昔には昔の、今には今の生活のいいところがあるよねー。

NAME:みんと | 2012.06.14(木) 13:26 | URL | [Edit]

 

◆ 鍵コメさん

うん。いいの、いいの。
ワタシもダブったもん。
それよりも、その正直な感想を書いてもらったことのほうが
うれしいよ^^

NAME:みんと | 2012.06.14(木) 13:31 | URL | [Edit]

 

◆ ママちゃん

今日はヨーグルトで来まひたかっ!(爆)
ケン太くんのごはん食べてるお顔。
こまかいとこまで見ててくれて、ありがとでひゅ。
みんとちゃんも、あーいうお顔して食べてましゅよ。
おとーさんねぇ。馬面はあっても牛面って、、、と思いながら描きまひたにょら。

NAME:みんと | 2012.06.14(木) 13:38 | URL | [Edit]

 

◆おいちゃん

ごびさた~っす!
うん。あー言えばこういうトンチンカンぐあいが、まさにこの年頃のクソガキ特有で、、、、おっと、口がすべったww
でも先生にもよりけりだよね。
ワタシのこの頃の担任は、「マジメにやれっ!!」って出席簿で頭をたたくタイプだったから、こんな問答はできなかったよ。

NAME:みんと | 2012.06.14(木) 13:43 | URL | [Edit]

 

ありゃ?

もぅ、お終いなのぉ~
村長さん、何しに来たんだろ、気になるわぁww

牛と言えば… 学生の頃、牛の出産を間近で見たなぁ♪凄かった。
後ね、夏はね~家畜舎から離れた教室でも 匂うし、ハエも多く飛ぶw
でね、新興住宅地からの苦情もあったりと、いろいろ聞いたなぁ…
これ見てたら、いろいろ考え思い出しちゃったや。(笑)

NAME:tanu | 2012.06.15(金) 20:16 | URL | [Edit]

 

◆tanuさん

うひゃひゃ。「おはなし」っていうよりは、「生活紹介」みたいなかんじだよね、これ。
読んでくれて、ありがとう♪

tanuはんとこは、学校で牛も飼ってたのねー。
家畜の匂いは仕方ないよね。人間もお世話になってんだしー。
ワタシの小さい頃、近所の家がブタ飼ってたよ。
においは、あんまり記憶にないなー。
だいたいまだ全戸汲み取りの時代やったし(爆)
浜のそばやったから、海のにおいもしとったし^^
においが豊かな時代やったから(爆)

NAME:みんと | 2012.06.16(土) 17:13 | URL | [Edit]

 

のどかだね

こういうのどかな生活があって、そのあとには「そんな時代があったんだよね」って時代があったけど、今の子供たちには、受け継がれていない感じだなぁ。
子供たちがゲームぴこぴこやってるのも否定しないけど、それは遊びって割り切りがないように思えます。
ただ、都会の子と地方都市の子ではまた違うんだろうけどね。

あと、ぱんだ課長さんは、子供の頃に算数が苦手で牛と馬とライオンが船にのって川岸に行くのにライオンと牛は一緒に乗れませんとか条件があって、さて何往復でみんな渡れるのでしょうか?という問題なんかは脳が考えるのを拒否していました(笑

そんな子供でも、大人になったら会社に入って穴くらい掘れるようになるもんです、ははは。

ところで、こういうのどかワールドはみんとさんの頭の中にあるんでしょうか?
ぱんだ課長さんの頭の中にはほとんどないのでこういう絵を描くのはちょっと大変かもしれません。
さすがみんとさんは、芸の幅が広いですな。

NAME:Osam | 2012.09.16(日) 11:20 | URL | [Edit]

 

●Osamさん
なんちゅーか、、、昔はイヤなことがあったら自然のなかに逃げ場があったけど、今はそんな場所がないと思うのね。そういう点では、今のニンゲン(大人も子供も)かわいそう。

わははは!そのての問題は、学校の授業というよりも飲み屋での遊びでしょう(笑)マッチ箱使って、よく考えたもんです。

のどかワールド、小さいころの記憶とかぶる部分もありますよん。さすがにウシはいなかったけど、道路はまだ未舗装道が多かったし。
あとはネットで写真を見ながら、空想をふくらませていくのでござんす。

NAME:みんと | 2012.09.18(火) 13:58 | URL | [Edit]


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